《0100》 朝起きたら死んでいた? [未分類]

「眠るように死にたい」という希望をよく聞きます。
私は、よく「朝起きたら死んでいた」というたとえ話をします。
実際には、死んだら起きれませんね(笑)。

ご自宅で、かなり衰弱した寝たきりの方を介護している方は、皆さん、
「夜、死んだらどうしようかと思うと心配で眠れません」とおっしゃいます。
その分、昼間に訪問すると爆睡されていますが(笑)。

「あなたが寝ている間に亡くなったら、こんな楽な死に方はないですよ」
「病院でも朝、看護師が見回ったら亡くなっていた、ことはありますよ」
「もしそうなっても、看取りの法律では何の問題もないのですよ」
など、こまめに説明をしていきます。

末期がんや慢性疾患の終末期の場合、そのようなことが稀にあります。
この説明をしていない場合、よく救急車を呼ばれます。

救急車は警察を呼び、取り調べが始まることは、既に以前に書きました。
もし元気な方がそうなったら、救急車を呼んで救命処置をするのは当然ですが。

「眠るように死ぬ」ことは、むしろ理想的な最期だと思います。