《1051》 かいご学会と仁ちゃん [未分類]

昨日は、第6回かいご学会イン西宮でした。
アピタル編集部さんにもご参加頂きました。
私も実行委員の一人として毎年加わっています。

かいご」の
 =介護
 =医療
 =ご近所、です。

まさに介護と医療が、ご近所というキーワードで
一緒になる勉強会。
なかでも認知症介護者が勉強する会でもあります。

今年の医療の講師は、あの、中村仁一氏でした。
司会をしていた私は「仁ちゃん」と呼びました。
仁ちゃんは、3時間近く、熱弁をふるいました。

私が普段思っているが言えないことを仁ちゃんには
一刀両断で言って頂き、気持ちがスーっとしました。
内容は「大往生したけりゃ医療と関わるな」と同じ。

しかし決して医療を全否定しているわけではありません。
医療のいいとこ取りをすることを主張されているのです。
私とは違うところが1割ありますが9割は同意見でした。

仁ちゃんは理想論を掲げているが、長尾は現実論で勝負です。
仁ちゃんは「仕方が無い、放っておけ」で切って捨てるものでも
私は、拾って使えるものは使おうよ、という気持ちなのです。

さて、つどい場が全国各地にできています。
認知症介護者を支えるボランティア組織です。
私自身もつどい場でいろんなことを教えて頂きました。

ご近所という社会資源を、つどい場という形で広げるのも
この学会の存在意義です。
懇親会では全国のつどい場のみなさんと交流しました。

これからの超高齢社会は、介護保険だけでは乗り切れません。
「つどい場」のような、介護者を支える仕組みが必要です。
そして、つどい場を支える社会の仕組みも必要だと感じました。