《1054》 望まれる「待てる特養」 [未分類]

先週から今週にかけて、特養の全国組織3つに呼ばれています。
スタッフに「平穏死」の話をしてくれとの依頼です。
一口に特養と言っても様々な運営母体があることを知りました。

社会福祉法人や民間や医療法人に附属しているものなど。
ひとくちに病院と言っても、公立病院、大学病院、民間病院など
さまざまな形態があるのと同じなんですね。

「どれくらいの特養が看取りをするのですか?」と質問しました。
ある特養の団体は「4割」と答え、ある団体は「1割以下」と。
私の感覚では、後者の数字の方が納得できます。

90分の間に全国の皆さんにいろんなメッセージを伝えます。
「平穏死・10の条件」に沿って話のですが、「脱水は友」と
「看取りの法律」に関しては、特に力を入れて話しています。

そして何よりも終末期には「待つ」ことの大切さを説いています。
待てない特養が、ほとんどなのです。
それを伝えるために、東奔西走しています。

私が関わることで、少しでも「待てる」特養が増えて欲しいな。

多死社会を迎え施設での看取りが大きなテーマになっています。
これは、市民のみなさまにも是非、知ってもらいたいことです。
終了後、東京で雑用や勉強会。最終電車で帰阪します。