《1073》 寝る暇もないかもれないけれどブログは読んで [未分類]

真夜中に介護施設に呼び出されることが時々あります。

「先生、意識がありません!」

意識が無いのではなく、寝ていただけでした。(笑)

介護職員の健康のほうが気になります。
 「夜勤でも少しは寝て下さいね」
なんて言ったら、必ずこう返ってきます。

 「忙しくて寝る暇は全くありません」……と。

入所者は平穏に見えるのですが、
職員は平穏ではありません。
夜中のバイタルチェックがあるからです。

また徘徊者の介護もあります。
グループホームでは、9人に対して1人の職員が
配置されていますが、それでも眠る暇がないそうです。

私は、介護施設での看取り研修の講師をよくしているので
勉強しに来ませんか、と何度もお誘いします。
しかし忙しくてそんな暇は無い、と断られます。

かくして、各施設は、井の中の蛙状態が続きます。
それぞれの施設には、それぞれの風習ができたままです。
いい風習だったらいいのですが、変な風習も残っています。

せめて「このブログだけでも読んで下さい」と
お願いします。
事務所にあるパソコンで、1分で簡単に読めます。

しかしそれも必ず、断られます。
「昼間も忙しいのでそんな暇はありません」。
目の前にいる介護職員に、伝えたくてもその暇が無い。

それほど介護現場は、忙しいのです。