日本在宅医学会2日目の午前は、メインシンポの司会でした。
「医学会の終末期ガイドラインを在宅現場にどう活かすか?」
とても大切なテーマです。
昨夜のテレビニュースで放映されましたので、すでに
見られた方もいらしゃるかもしれません。
患者会の代表にも入って頂いて、3時間の議論でした。
一連の議論の中で、
- 人間の気持ちは常に揺れ動くもの
- 一度自己決定しても変わる場合がある
- 患者さんと家族に、チームで寄り添う
などが、話し合われました。
永井大会長は、終了後、松山宣言を発信されました。
それをひとことで言うならば、
「生き方に寄り添う医療と介護」となるのでしょうか。
でも、いってみれば、まあ当たり前のことですよね。
しかし、わざわざ言う必要があるのは現在の医療では
まったく、当たり前ではないということでしょうか。
だから、当たり前のことをしましょうと、いうこと。
本当は、医療行為における誓約書や事前指示書などの
書類は少ないほうが患者さんにも医療者にもいいはず。
何度も何度も、話合うプロセスがとても大切なのです。