《1100》 どこにでもある「沖縄クライシス」 [未分類]

沖縄は、かつては長寿県として有名でした。
しかし現在は中位に転落してしまいました。
何故か?

米軍の関係でファーストフードのお店が増えたからです。
店数やそれらの消費量と比例してメタボが増加しました。
その結果、有名だった長寿県から滑り落ちてしまいました。

「沖縄クライシス」と呼ばれていることは、有名です。

先日、琉球大学の糖尿病学の教授とお話をしました。
子供達は、ファーストフードをよく食べるそうです。
また現在、沖縄の食生活は2分化しているそうです。

ある一定の年代以上の人は昔ながらの沖縄食だそうです。
しかしそれより若い年齢の人はやはりファーストフード。
その店の周囲に中高校生が集まるのは、どこも同じです。

それぞれの家庭の事情もあるのでしょう。
家で食べない子供が増えているそうです。
一般家庭での食育の重要性も感じました。

すなわち、健康な群とメタボ群が混在していますが、
年々後者が増えているそうです。
ちなみに健康な群は、玄米食を食べているそうです。

沖縄県のメタボ研究は、医学的にも大変、興味深いです。

  • 過・脂肪食
  • 運動不足
  • 摂食リズムの障害が、沖縄に肥満症が急増した原因。

実は、沖縄と同じようなことが、尼崎でも起きています。
尼崎は、沖縄や鹿児島出身者がとても多い町だからかも。
また脂もの好きという嗜好そのものも遺伝するそうです。

いずれにせよ、沖縄クライシスの原因は
高脂肪食にあるようです。
過食もあるでしょうが、高脂肪なのです。