《1109》 性同一性障害の人が放つ愛 [未分類]

私の患者さんの中にも、中村中さんと同じような
性同一性障害の人が何人かおられます。
みなさん「おかま」と呼ばれて大きくなりました。

それぞれに諸事情があって、現在、当クリニックで
医者と患者、あるいは介護者としてご縁があります。
私は、彼女(彼)らが、大好きです。

性的な意味ではありません。
人間としてです。
優しいのです。

もっとハッキリ言いましょう。

楽しいのです。
面白いのです。
そして、強い「愛」を感じるのです。

その「愛」とは、相手を思いやる気持ちです。
あくまで感性の話なので、ちょとしたことばかりです。
しかし、それは性同一性障害のなせる技だと思います。

思春期に傷つきながら育ったせいでしょうか?
それとも生まれつき、そうなのでしょうか?
正直、私にはその区別がつきません。

私自身がストレスを感じてそのことで彼女たちに
愚痴をこぼしたことが、1回ずつくらいあります。
まあ、みな年上なので、甘えていたのでしょうね。

性同一性障害の人が放つ愛は、すごい存在感です。
言葉では上手く表現できませんが母性を感じます。

「愛」について書いていますが、彼女たちの顔が
何度も頭の中に登場するので、紹介しました。

性同一性障害の人とのご縁に感謝です。
これも町医者冥利です。