《0111》 100歳長寿者の血圧って正常!? [未分類]

猛暑の中、扇風機で頑張っている高齢の在宅患者さんに
「113歳まで頑張ってよ!」と言うと、皆さん笑ってくれます。
「そんなに生きんでもええわ」と、返ってきます。

現在、当院で診ている在宅患者さんは、ゼロ歳児から102歳まで。
これまで、何人かの100歳を超えるの方の主治医になりました。
私なりに、その特徴を分析しました。

○マイペース人間である
○世の中に興味を持っておられる
○そして、血圧が正常である。

元来、低血圧で老年期に入っても正常血圧の方、と若い頃少々
血圧が高くても、だんだん、正常血圧になる方。
いずれにせよ、降圧剤とは無縁の方が多い印象です。

もちろん、100歳以上でも、寝たきりの方、現役の方、様々です。
先週、テレビで海外で働く102歳の医師を知り、腰を抜かしました。
あの日野原重明先生もビックリの、超現役ぶり。

100歳以上で、がんと共存された方もおられました。
その方は、残念ながらがんで亡くなられました。
しかし、血圧は最期まで正常でした。

老衰の方もおられました。
死亡診断書に、堂々と「老衰」と書く時は、何となく晴れがましい。
なんていえば、不謹慎でしょうか。
彼らの血圧も正常でした。
血圧が正常だから、100歳まで生きれたのでしょうか?

世の中は、アンチエイジング流行りの、長生き志向です。
高い健康食品やサプリメントを飲んでいる方も多いです。

元気で長生きするためには、町医者の経験からは、血圧と脈拍を
正常に保つことが、何よりかと思います。
そのための自分なりの養生法を模索してください。