《1110》 「永遠のゼロ」にみる究極の愛 [未分類]

知人に勧められて、百田尚樹著「永遠のゼロ」を読みました。
200万部を突破した国民的文学に興味がありました。
また「泣ける小説」という噂にも興味がありました。

結論として途中から涙が止まらなくなりました。
まるで映画を見ているような錯覚に陥りました。
小説を読んで泣いたのは、小学校以来です。

ゼロとは、戦闘機の零戦のこと。
しかしこの小説は、零戦オタクでもなく、戦争小説でもなく、
究極の愛と人間の生き方を描いたものでした。

百田さんに言わせると、愛とは、家族のために生きている
こと、姿を変えてでも生きていること、でした。
まさしく、愛を描いた小説でした。

医師として主人公の宮部を少しでも見習うべきだと思いました。
戦争とは、我々医療者にとっては、現場そのもの。
そのには様々な人間模様もあります。

この小説は、医師と患者の関係にも役に立つと思いました。
本の内容は、本当に凄いものです。
奥が深すぎて、こうして文章で表現することができません。

知人は2年前に読んだそうです。
しかし私にこの本の話をするときに泣いていました。
私も、この本を思い浮かべただけで泣いていました。

聞いた話ですが、著者も書きながら泣いたそうです。
私も今、泣きながら、このパソコンを打っています。
私にとってはそんな小説でしたが皆様にはいかがでしょうか。

200万部といえば国民の50人に1人が読んだ計算になります。
しかし私の周囲には、この本を読んだ人は1人もいませんでした。
知人もこの本の話をしたのは2年間で私だけだと言っていました。

200万部でも誰も知らない!?
ならば、平穏死なんて誰も知らなくても当然だな、とも思いました。
この本は4年もかかって、ここまで来たようです。

大型連休は、雑用と久々の読書で過ごす予定です。
沢山の在宅患者さんを抱えていることもあります。
貯まり貯まった宿題を少しでもかたずけたいです。