《1115》 愛とは、そばにいること [未分類]

辻仁成さんの小説「その後のふたり」の
リーディングドラマを2回観ました。
日本語で言えば、朗読劇かな。

同じ年の異母兄弟が恋に落ちて10年も付き合うも
別れてしまい、その後の2人の生き方の物語です。
主な舞台がパリであるのは、辻文学らしい設定です。

東京で観て、大阪でも観ました。
同じ朗読劇でも、会場や役者さんによって
こんなにも違うものになるのかと、驚きました。

ちなみに大阪では内山理名さんと川畑要さんでした。
内山さんは美しく、川畑さんはグッと痩せていました。
朗読していても、ずっとケミストリーでした。

この朗読劇のテーマは、2回観て、
愛と恋であることだと思いました。
恋は終わるけど、愛は永遠?

舞台が終わると、観客はほとんど女性でした。
東京では20歳代、大阪ではもう少し上かな。
ちなみに私のようなオッサンは2~3人だけ。

そこにいるだけで恥ずかしいのですが、
愛についての言葉を思い出してみました。
「愛とはそばにいること」という言葉がありました。

そうか、そばにいることが愛なのか?

じゃあ、長距離恋愛や単身赴任や遠洋漁業は
いったいどうなるのかな?なんて考えていました。
そこに友人から、一冊の著書が届きました。

以前「抱きしめておくりたい」でご紹介した
柴田久美子さんの最新本です。
タイトルは、ズバリ「看取り士」

ちなみに、この本の中には私が37ページも登場します。
柴田さんの合いの手も入った、過激なインタビュー記事。
全部、面白かった!是非、お勧めの本です。

柴田さんの言葉を借りるなら、やはり愛とは
そばにいることなんだな、とやけに納得するうちに
ブラブラしていた大型連休が終わりました。

連休中も毎日、往診や看取りがありましたが、
久々に好きなことをして過ごすことができました。
読書や舞台や音楽が好きなことを思い出しました。