《1151》 心筋梗塞はストレスでも起きます [未分類]

先日、このブログで40歳代の女優さんの
心筋梗塞について書きましたが
反響が大きかったので追加します。

前回書いたのは、あくまで教科書的な、一般論です。
危険因子を持っている人ほど心筋梗塞になり易いです。

では、逆もあるのでしょうか?
危険因子を持っていなくても心筋梗塞になるのでしょうか?
危険因子とは、高血圧、糖尿病、高脂血症、タバコ等です。

答えは、稀にはあるのです。

ひとつは、心臓を養う冠状動脈のけいれんです。
内腔はきれいでも、血管全体がけいれんした結果、
「狭心症→心筋梗塞」に至ることがあり得ます。

冠れん縮性狭心症という言葉があります。
日本人に多いのが特徴。
夜中に起こり易いのでも知られています。

また危険因子がひとつも無くても
心筋梗塞になることはあり得ます。
最大の原因は、“ストレス”です。

過度なストレスがかかった結果、血液が固まり易くなり
心筋梗塞を起こすことがあるのです。
専門的には、「血液の凝固能亢進」といいます。

血管の内側はきれいなのに、血液のほうが勝手に固まる。
ちょっと難しいかもしれませんが、充分あり得るのです。
私は彼女のことを知らないので、これも一般論の話です。

いずれにせよ、ストレスはとても怖いものです。
一瞬にして命を奪う場合が、いくらでもあります。
だから決して無理をしないように心懸けて下さい。