《1154》 そもそも、医薬分業とは? [未分類]

患者さんに聞かれました。
先生のクリニックは院外処方ですか?
なぜ、患者のためを思い、院内にしないのですか?

うーん。
私のために院外処方にしたつもりではないのですが。
患者さんのためにそうしたハズだった、のかな??

面と向かって聞かれると、言葉に窮します。
自分のため?
本当に患者のため?

以下、日本薬剤師会ホームページからコピーしました。

処方せんにはお薬の名前や種類、量、使い方が書かれています。
この処方せんを街の保険薬局にもっていくと、
薬剤師が薬の量や飲み合わせ等を確認の上、調剤します。

患者さんには、処方せんと引換えにお薬が渡されます。

医療の高度化とともに機能分化が進み、様々な専門分野があります。
それぞれの専門家がチームワークを組み、協力し合うことで
よりよい医療の提供が図られています。

医薬分業も、医師と薬剤師が協力してお薬を
より安全に使っていただくための制度です。

医薬分業のこんなメリット

1. 医師が診療に専念し、薬剤師が調剤することにより、
お薬の使用がより安全になります。

2. 処方せんにより、あなたのお薬の処方内容が明らかになります。

3. かかりつけ薬局ではあなたのお薬に関する記録を保管しています。
お薬に対するアレルギー、副作用等を記録しておくことで、
あなたの服用するお薬の安全性を高めることができます。

4. 他の病院や診療所の処方と同じ薬が重複していたり、
危険な飲み合わせがある場合など処方内容に疑問 がある場合、
薬剤師が医師に問い合わせ、その結果、処方内容の変更や、
処方中止等の処置がとられることもあります。

5. 飲み忘れ・飲み間違いを防ぐため、1回に飲むお薬を一包にまとめたり、
お薬の名前や飲み方、効能・効果 や副作用などの情報を書いたメモをお渡しして
説明をしたり、お薬手帳や健康手帳にお薬の情報などの記録もします。
特に複数の医療機関や診療科を受診している患者さんは、
是非1カ所「かかりつけ薬局」を決めて、
処方せんによる調剤を受けられることをお勧めします。

その通りですが、お薬って怖いものですね。
あらためてそう思いました。

PS)
今日と明日は新宿で、全国の在宅医に4コマの講議をします。
第2回在宅医認定医講座の講師を今年も務めることになりました。

今日は、発熱の管理と経管栄養について、2コマをお話をします。
受講者に講演点数をつけられるので、決して気を抜けられません。