《1167》 やってはいけない、食べ物と薬の飲み合わせ [未分類]

あまりにも有名な、やってはいけない「食べ物と
お薬との飲み合わせ」を2つほど紹介します。
ひとつめは、血圧の薬とグレープフルーツジュース

カルシウム拮抗剤と呼ばれるグループの降圧剤は、
グレープフルーツジュースと一緒に飲んではいけません。
ジュースの渋みの成分が薬を分解する酵素を阻害するから。

すなわち、降圧剤が効きすぎてしまう場合があるのです。
お薬を飲む前後4時間はジュースを飲まないほうがいい。
また、お薬の種類によっても多少影響が変わってきます。

あと、納豆がワーファリンの効き目を弱めてしまう話も有名です。
ワーファリンは、心房細動や弁膜症手術後の患者さんが飲んでいます。
納豆は、ビタミンKを多く含むので効き目を弱めてしまうのです。

また納豆菌が、腸内でビタミンKを産生するためでもあります。
以上の2つの組み合わせはあまりにも有名です。
しかしその理由や具体的な心がけを聞かれると自信が無くなります。

またこのような話は、無限にあるのでしょう。
たとえば10種類の薬の飲み合わせは、天文学的数字になります。
全部を覚えることなど、到底できません。

そんな時、私は薬剤師さんに聞きます。
あるいは、患者さんに薬剤師さんに聞きに行ってもらいます。
薬や食べ物との飲み合わせは薬剤師さんの方が詳しいのです。