薬剤師さんが家に来た!
そう驚いていた在宅患者さんがおられます。
90歳台の女性で心臓の手術を受けておられます。
血液サラサラのお薬を、飲まなくてはなりません。
しかし処方箋を薬局まで持っていくことができません。
そこで薬剤師さんが、自宅まで薬を配達してくれます。
お薬の説明だけでなく残ったお薬の整理もしてくれる。
1カ月に、4回までこの制度を利用できます。
介護保険ですが、限度額の枠外での利用です。
1回500円の自己負担をどう考えるかです。
その患者さんは喜んで訪問薬剤師さんを利用しています。
しかし500円がモッタイナイという患者さんもいます。
価値観はそれぞれです。
実は、施設や老人マンションでも来てくれます。
その場合は、1回が350円のこともあります。
そんなに高いものではありません。
元気なうちから往診もしてくれるかかりつけ薬局を持つ。
実は、これは、かかりつけ医も同じことですね。
このような制度があることを是非知っておいてください。
医薬分業は、在宅医療においても助かることが多いです。
トータルとして医療費が高くなるという指摘もありますが、
国が訪問薬剤指導を推進しているので、利用していいはず。
お医者さんと連携をしっかりとってくれる
薬剤師さんが増えています。
今度薬局に言ったら、本当かどうか聞いてみてください。