蒸し暑い季節となりました。
在宅現場を回っていると、室内熱中症に
陥っている方が時々おられます。
年をとると寒がりになるうえに温度感覚が鈍くなる。
汗をかきながらコタツに入っている人もおられます。
診ると結構な脱水なのに自覚症状が全く無いのです。
嘔吐や下痢で脱水に陥った方もおられます。
感染性胃腸炎といいます。
まず、絶食を指示します。
しかし水分の補給は必要です。
では、どんな水分がいいのか?
スポーツドリンクがあまりお勧めできない時があります。
すなわち、下痢や嘔吐でナトリウムやカリウムを
たくさん喪失した場合は、スポーツドリンクだけでは
塩分が不足します。
塩分と糖質をいい比率で混ぜた飲み物が、適しています。
腸からスムースに吸収されてチャポンチャポンにならない。
このように口から水分を摂ることを経口補水療法と呼び、
その目的で売られているドリンクを買ってきます。
OS-1やOS-1ゼリー(大塚製薬)などです。
あと、商品名が「経口補水液」という商品もあるそうです。
同じ脱水でも時と場合で、補う水の種類が少し違います。
迷った時は、とにかく薬剤師さんに聞いてみましょう。
上記の経口補水液は一般のコンビニで売られていません。
薬剤師さんがいる「薬局」で売られています。