《1182》 薬局は常に受け身だが [未分類]

薬局がお薬を減らすことはあり得ません。
心の中で「この先生、こんなに沢山のお薬を処方して」と
心の中で思っても、医師に直接言う薬剤師はいないはず。

薬剤師は、医師の処方箋に忠実にお薬を作るのが仕事。
先発品かジェネリックかを相談してもいいよという裁量を
処方医師から与えられた時だけ、ジェネリック談義ができる。

薬局は医師に対しては、常に受け身です。
面と向かって、医師の悪口は言えません。
医師の処方箋で商売が成り立つからです。

薬局が商売?
医療機関だって商売じゃないか?
もしそう思っている方がおられたら、間違いです。

薬局は、多くが株式会社が経営しています。
医療機関は、株式会社の経営は禁じられています。
医療は非営利で、薬局は営利全然OK!なのです。

もちろん製薬会社もすべて営利企業です。
さらに国内より世界企業のほうが優勢です。
薬局は、営利と非営利の接点とも言えます。

保険適用の無い薬を患者さんの希望で
うっかり出してしまうことがあります。
その際、そのお薬の代金は保険から出ません。

誰かが、かぶることになるのですが、
かぶるのは薬局ではなく、医療機関です。
薬局は常に安全で、リスクは医療機関が負います。

それもあってか、薬局は医療機関に
多少の文句があっても、じっと我慢の子なのです。
患者さんにも同じかもしれません。

考えてみれば、薬剤師もストレスが溜まります。
特に個人商店の薬局は、耐えきれず廃業するところも。
多くは、大手株式会社に経営権が委譲されていきます。

おなじ街角薬局といっても、純粋な個人商店から
大手コンビニチェーンのような薬局まで様々です。

かかりつけ医を見つける作業も大切ですが、
かかりつけ薬局を見つける作業も同時に行ってください。

医療機関も薬局もフリーアクセスなので、セカンド
オピニオンではありませんが、いくつか回ってもいいのです。