《0012》 町医者とギックリ腰 [未分類]

先日までギックリ腰で苦しんでいました。
座り仕事なもんで、腰に負担がかかります。

「在宅医療」が貴重な運動の機会ですが、車を使うとまた腰に負担がかかります。
いったんなったら、2、3日、運動はあきらめなくてはなりません。
ひたすら寝ておとなしくします。
初日は氷で冷やします。
アイシングです。
温めるのは、少し痛みが和らいだ3日目以降です。

ヘッピリ腰で往診していると、寝たきり寸前の腰の曲がったご老人に
「先生、しっかり養生しなはれ」と励まされます。
こうして患者さんに優越感を与えるのも町医者の仕事です。

痛みが強くて、痛み止めを飲むこともあります。
先日、ある薬局で患者さんへの説明を聞いていたら、
「この痛み止めだけは、ご飯を食べなくても必ず飲んでください」。
「間違いです」と、思わず、口出ししてしまいました。
空腹で痛み止めを飲んだら、胃潰瘍が出来てしまいます。
あまり食べられない方には、座薬をお勧めします。

「腰痛」は町医者の職業病だと、なかばあきらめています。