《1201》 空飛ぶ98歳に学ぶ [未分類]

98歳のある認知症患者さん在宅で診ています。
自分の足で歩けなくなり、もう何年か経ちました。
歩けないからこそ、在宅で診ているわけです。

車椅子生活で、完全寝たきりではありません。
食事は自分で食べますが、会話はほとんどできません。
しかしほとんど全てに介助が必要な状態です。

3年前、徐々に食欲が落ちて老衰状態になりました。
胃ろうは希望されず、私は「もう死ぬ」と言いました。
もちろんデイサービスを止めました。

すると、少しずつ回復しました。
自力で見事に復活されました。
不思議なことに、現在もとてもお元気です。

毎年、仲間と飛行機に乗って北海道旅行に行きます。
昨年も、つどい場さくらちゃん主催で行きました。
この6月にも、北海道旅行を巡りました。

98歳のほぼ寝たきり認知症の人が空を飛びます。
空を飛ぶ度に元気になります。
飛ばないとダメなのかなという感じです。

この98歳の方からいろんなことを教わります。
今日からしばらく、認知症ケアについて書いてみます。