《1202》 ひょっとして、私も認知症? [未分類]

暑い毎日ですね。
少しボーとしています。
時々、忘れ物もします。

私は55歳。
若い時に比べて、明らかに記憶力が低下しています。
最近、人の名前をなかなか覚えられなくなりました。

2日前の食事内容を思い出すのにかなり時間がかかります。
よく使っている漢字が、すぐに出て来ないことがあります。
笠間先生ではないが、「ひょっとして認知症が始まった?」。

そんな言葉が、ふと頭をよぎる時があります。
もちろん、単なる物忘れと「認知症」は違うものです。
しかし、「認知症」という言葉が普通に使われる現代。

昔は「痴呆」や「ボケ」でしたが、いつしか「認知症」へ。
私は「認知症」という言葉に、少し違和感を覚えます。
正確には認知機能が低下することなので「認知機能障害」か。

しかしそれを省略して「認知症」と短縮形で使われます。
毎日、何度も使う言葉ですがどこか引っかかっています。
そもそも「認知症」って、本当に病気なのでしょうか?

脳の機能は年齢とともに低下します。
CTで診ると脳は徐々に萎縮します。
腰は曲がり、膝は変形し、皮膚のシミは増え、脳は委縮、

全身が縮むのに、脳だけ縮まないほうが、不自然かも?
脳の中でも、最近の記憶や難しい思考回路に関わる部分が
障害されると日常生活に支障が生じ他人の助けを要します。

しかし認知症の人は全ての機能を失ったわけではありません。
今している会話は充分に成立するし、食事が美味しいか
不味いかなど、快、不快ははっきり分かります。

認知症になれば脳の全ての機能が失われる訳ではなく、
ごくごく一部の機能が低下するだけに思えてきます。
歩く速さが遅くなるのとどれだけの違いがあるのでしょうか。

最近、そんな気がしてなりません。
そう自分を慰め、認知症の方と意気投合しています。
しばらく、町医者からみた認知症について書きます。