《0126》 室内熱中症に油断しないで! [未分類]

連日、室内熱中症の患者さんへの対応に追われています。
老人は注意していても、たやすく室内熱中症になってしまいます。

独居の方が、特に危ない。
あと、老老かつ認認のご夫婦です。
往診にうががうと、灼熱地獄の中、グッタリされています。

夕方、外が涼しくなっても、家の中にはまだ熱がこもっています。
外気温より室内の方がずっと高い家も多くあります。
やはり、冷房機の存在は大きいものです。

頭痛、めまい、吐き気、発熱、脱力などにご注意ください。
熱中症と診断したら、部屋と体を冷やして、点滴をします。
おかしいと思ったら、早めにかかりつけ医に連絡してください。

多くの日本人が、夏バテ状態ではないでしょうか。
子供も大人も老人にも、想像以上に過酷な夏となりました。
夏バテ状態とは、体温調節機能が低下し、免疫能が低下した状態だと言えます。
風邪の患者さんも多いです。

まだ続く熱帯夜、皆さんは、どうやって寝ていますか?
クーラーの設定温度とタイマーには、神経を使いますね。
冷え過ぎると、冷房病になったり、風邪をひいてしまったりします。
やはり、昼間のうちに適度に汗をかくことも大事でしょう。

あと、入浴は、熱中症対策としても有効です。
お湯と冷水との交互浴は、自律神経機能を高めます。
上手く自律神経機能を温存したいものです。

私自身はこの夏の夜、結局1回もクーラーを使わずに寝ました。
暑くて何度も目が覚めますが、扇風機で我慢しています。
おそらく、非常に稀な部類だと思います。

こんな原始的な人間が言うのもなんですが、まだまだ、熱中症に油断しないでください。
近所の独居高齢者にも、そう声をかけてあげてください。