《1260》 55歳5人で飲んだ、語った。 [未分類]

昨夜は愛媛県新居浜市で平穏死の講演をしていました。
たくさんの方に来て頂き、感激でした。
自分が生まれた善通寺市と近いのでどこかホッとしました。

講演会終了後、新居浜で一番旨い寿司屋さんに
連れていってもらい、食って飲んでいました。
なんと5人とも55歳だったので驚きました。

開業医の先生、病院の先生。
立場は違えど、この年になると話はつきません。
以下、少しだけ紹介します。

新居浜は相当な医師不足だそうです。
看護師不足も深刻で稼働できない病床があるそうです。
新臨床研修医制度ができてから、深刻化したようです。

同じ年の管理職にある医師が、毎週救急当直をしています。
24時間働いて翌日も帰れませんから、36時間勤務です。
代わりがいないので帰れないのです。

やはり先日、アピタルに書いたとおりでした。
勤務医の過重労働から悪循環が続いています。
アピタルに書いた記事はまったく間違っていません。

逃げ出す医師がいます。
都市部以外での勤務医不足は、かなり深刻です。
東予よりも、南予の方がさらに深刻なようです。

話を聞きながら、都市部には医者が
余っているのに、なんて思いました。
医師の適性配置は、現実問題として難しいものです。

55歳5人が珍しくて、つい飲みすぎてしまいました。
これからの医療界は私たちが引っ張って行くんだ、
なんて、この道を志した時を思い出した夜でした。