《1267》 生まれて初めての新潟 [未分類]

昨日は、この年になってなんですが、
生まれて初めて新潟県に行きました。
真発田にある敬和学園大学に講演をしてきました。

医療・介護・福祉関係者と市民の方々200人くらいに
終末期医療のお話を聞いて頂きました。
敬和大学で一番大きな講堂が一杯になりました。

富山県黒部市からは社会福祉協議会で働く4人の若者が
車で3時間もかけて駆けつけてくれました。
県立病院の看護師さんも何人か来てくれました。

地元の開業医のご夫妻も来られていました。
私の本や雑誌の記事を全部読んで、コピーして
患者さんに配っているという先生でした。

行政職、福祉職、ボランティア団体、市民など
いろんな職種の人が集まって終末期を考えました。
最近、こうした催しに呼ばれることが増えました。

新潟は冗談を言ってもウケが良く関西のノリでした。
最後に尼崎の在宅患者の映像を見ていただきました。
どうも尼崎の在宅と新潟の在宅は似ているようです。

第二部の研究会のテーマは、地域包括ケアでした。
大学でそれを専門に教えている先生方とも意見交換。
第三部の懇親会は深夜まで激しく盛り上がりました。

新発田と書いて、しばた、と読むんですね。
水と野菜とお米と魚が美味しいところ。
大きな川沿いのホテルで朝食を摂りました。

朝8時発の飛行機は、松本市の上空を飛びます。
雲海に中に日本アルプズが、遠くに富士山も見えます。
朝から絶景を楽ませていただきました。

伊丹空港に戻り、車に乗ってざーっと往診しました。
講演中にも夜も朝もいろんな電話があります。
日曜日ですが、細かく対応していきます。

今日の午後は広島でホスピスケアの講演。
夕方は相生の施設で、終末期ケアの講演。
夜は大阪で医師会の会合と、移動の連続。

ちょっとハードな週末ですが、行く先々で
みなさんの笑顔に元気を頂きます。
今年、在宅で看取った方が70人を超えました。

旅立たれた方の笑顔を思い出しながら、
生かされている喜びを感じながら、
秋晴れの日本をうろついています。