昨日、初めて訪問したがん患者さんを再び訪問。
この24時間で麻薬を処方し、訪問看護師さんには、
ステロイド入りの点滴を依頼しました。
その結果、24時間前とは全く違っていました。
苦悶に歪んでいた顔が笑顔に変わっていました。
1週間食べられなかった人が、食事をしました。
お酒まで飲んでいてびっくりしました。
家族は「魔法みたい」と喜んでくれました。
私自身もあまりの変わりように驚きました。
彼女は大学病院の専門医にずっとかかっています。
しかし緩和医療は受けていません。
抗がん剤治療は1年半受けています。
といっても、かなり前から本当は飲んでいません。
主治医には内緒だそうです。
次回の受診時にどう話すかを相談されました。
正直に言うことをアドバイスしました。
しかし歩けないので受診されないかもしれません。
受診しても意味が無い、とも言われました。
それにしても緩和医療のチカラは大きい。
私たちは現在、緩和医療の武器を沢山持っています。
在宅で苦しんでいる患者さんに上手に使うのが喜び。