《1300》 超高齢化時代の町づくり [未分類]

昨夜は、町づくりの勉強会に参加していました。
コンパクトシティやスマートシティという言葉は
なんとなく聞いたことがありました。

どうも高齢者が歩いて移動できる町のことらしい。
なるべく車ではなく、歩けるような町への変革です。
町の中心部には、あまり車が入れないようにします。

そういえば、私も開業当初の7年間は、2つの大きな
商店街の交差点にあるビルの2階で診療していました。
どちらも大きなアーケードがあります。

天候に関係なく、高齢者が手押し車で往来しています。
車椅子に乗った障害者も、買い物を楽しんでいます。
そこに車は入れません。

これはとてもいいことだと思いました。
すなわち商店街こそが、高齢者の生活道路なのです。
イザという時に、救急車だけが入れたらいいのです。

膝が悪くても、腰が曲がっても、手押し車を使っても
自力で移動できることは素晴らしいことだと思います。
その点、買い物もできる「商店街」はピッタリなのです。

しかし最近の商店街はシャッター通りになっている
地方都市が増えてきました。
尼崎とて例外ではありません。

そして、病院だけは町の中心部にあると便利です。
しかし介護施設は、少し離れた場所に点在したほうがいい。
そこに多少でも、「移動」が生まれるからです。

人口減少かつ超高齢化社会を考えた時、町づくりには、
医療者・介護者も意見を言うべき時代だと思いました。
寝たきりになりにくい町づくりが必要と感じました。