《1308》 在宅にも透析の時代が来た! [未分類]

昨日は、お台場で開催されていた日本慢性期医療学会
の司会を務めました。
私のセッションのテーマは、「在宅での透析」でした。

実は私も知らなかったのですが、自宅で透析が
簡単に受けられる時代になっているようです。
在宅酸素と同じような透析機械を自宅に置くのです。

透析病院への通院や待ち時間が要らなくなります。
シャントへの穿刺は自分自身でやるそうです。
インスリンの自己注射のようなものでしょうか。

さらに、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)でも
同様に、在宅透析ができる時代なのです。
もちろん全国的にみて、まだごくわずかですが。

それが「S型透析」として発表されていました。
Sとは、サ高住のSと、Supportive(援助)のSらしい。
自分で針をさせない人は、医療者が刺して、見守ります。

S型透析は、隔日透析だそうです。
2日空けると良くない、とのこと。
透析もどんどん変化、進化しています。

透析人口は今後も増加しますが、
高齢化、認知症の合併率の増加という課題もあります。
その結果、透析難民と呼ばれる人も発生してきます。

そうした中で生まれたのが、昨日のような先進例です。
見守りなど課題も多いですが、増えてきそうに思いました。
学会に出るといろんな新しいことを知り、驚くばかりです。