《1311》 きょうも誰かがどこかで“お岩さん” [未分類]

寒くなりました。
日本海側では雪が舞っているそうですね。
尼崎でも昨日は、軒並み血圧が上がっていました。

さて、ふらついて転倒する人が増えています。
毎日、誰かがどこかで“お岩さん”になっています。
片目か両目の周りが、パンダみたいになっています。

骨折しなくて良かった、死ななくて良かった、
なんて言いながら、手当に入ります。
本人は、相当な精神的ショックも受けます。

患者さんは「めまいがした」と言われます。
しかし大半は、めまい症ではありません。
めまい症は、ほとんど内耳の病気。

転倒する患者さんは、よく聞くとみなさん
立ちあがった時に、転んでいます。
立ちあがった瞬間に血圧が、スッと下がるのです。

それで脳貧血を起こすのです。
起立性低血圧といいます。
いわゆる“たちくらみ”

誰でも立ちあがった瞬間に血圧が下がります。
しかし瞬時に、戻します。
自律神経が、血圧を保ってくれるのです。

しかし老化や糖尿病では、自律神経の働きが悪くなる。
夏場もそうですが、急に寒くなった時もそうなります。
そして気がついたら、お岩さんに・・・

どうすればいいのか。
立ちあがってから一息入れてください。
人によっては、5分かかります。

血圧がまた上がってきて、安定するまで
慌てて歩き出さないでください。
要は、ゆっくり立ち動けばいいのです。