《1316》 認知症とリビングウイル [未分類]

昨日は、第2回日本リビングウイル研究会で
講演と座長をして1日過ごしました。
テーマは「認知症とリビングウイル」。

従来、リビングウイルは精神が健全な時に
文章で表明するものとされていました。
しかし軽い認知症でも表明したい人が増加。

そこで認知症になった時、どの程度までなら
リビングウイル(LW)が表明できるのかについて
専門家、研究者、家族、弁護士、町医者ら議論した。

結局、軽度なら充分意思表示できるのではないか。
家族や親しい人や介護職員がサポートすることが
大切であるとの結論に至りました。

可能であれば、LWに代理人の定めた事前指示書が
望ましく、多くの病院や施設で取り組み始めています。
今後、LWが若い世代にも知られることが望ましいと。

認知症の終末期医療への関心は高く、会場は満席でした。
全国から様々な人が来られて、いろんな意見が出ました。
還暦を過ぎたら普段から自分の死に方を考えておくことです。

品川駅始発の新幹線は満員。
京都から奈良へ向かう電車はも朝から満員。
しかし9割は、隣の東福寺で下車されました。

どこへ行っても紅葉とクリスマスイルミネーションです。
先週から結構な移動が続いていますが、楽しんでいます。
今日の午前中は、京都の宇治市で認知症の講演です。

午後は、神戸でがん患者大集会の基調講演です。
講演の様子は、東京でも中継されるそうです。
全国のがん患者さんに何を話すか思案中です。