《1325》 年の瀬にうれしい「倍返し」 [未分類]

もう、年の瀬なんですね。
医療機関は、常に1カ月後を想定して動いています。

28日処方の患者さんが、年末年始を回避するため
35日処方を希望されます。

業者さんから年末年始の休みの案内が届きます。
来年のカレンダーや手帳を頂きます。

年末年始の診療案内を配ります。
おっとその前に、患者さんのための
毎年恒例のクリスマスパーティーの案内を配ります。

在宅患者さんには、犬の写真が載っている
カレンダーを配ります。
このカレンダーがまた、相当に人気でリクエストされます。

昨日は、半年前に自宅で看取った方の
ご家族が年末の御挨拶にと来られました。
直後にも来られて、また年末にも来られたのです。

同じく8カ月前に亡くなられた人の息子さんが
外国からわざわざ年末の御挨拶に来られました。
大きなお菓子を両手に持って。

「先生、覚えていますか?あの時の、○○です」
「忘れるわけないやんか、こんな楽しい家族を」

私たちも患者さんのことをそう簡単には忘れません。
特にお看取りした患者さんのことは、
鮮明に脳裏に焼き付いています。

それにしても、ご家族がわざわざ挨拶に
来てくれること自体がとても嬉しいです。
ただ、忙しい外来の中でそれをどう表現したらいいのか。

毎日、手紙やカードやお歳暮の贈答品が沢山届きます。
自分たちがした以上のお返し(?)を頂戴します。
倍返しのような感謝が帰って来るのが、年の瀬です。