《1334》 テストステロンは「長寿ホルモン」 [未分類]

テストステロンというホルモンは、
睾丸から分泌される男性ホルモンの代表。

その作用は、陰茎、陰囊、前立腺、精囊などの発達を促し,
筋肉や骨の成長、体毛やひげ、声変りなど二次性促進など。

職業によってもテストステロンの多少があるそうです。
画家、俳優、音楽家は、男性ホルモンが高い職業だそう。

また獲物を捕えるイメージがある職種である、
建設業、猟師、スポーツ選手、軍人も高い。

自営業とサラリーマンでは、自営業のほうが高いですが、
サラリーマンでも単身赴任中のほうが高くなるそうです。

リラックスできないとテストステロンが上がるのです。
一方、「師」がつく職業である、牧師、教師、医師は総じて
テストステロンが低い職種と言われています。

さて最近の研究によりテストステロンに関して
様々なことが分かってきました。
私自身、テストステロンにとても興味があります。

テストステロンが、うつや認知症と深く関係しているという。
テストステロンが高いと、脳梗塞や心筋梗塞になる割合が
5割も少なく、がんになる割合も3割少ないとの報告があります。

一方、東京大学の秋山雅弘教授は、生活習慣病を有していて、
テストステロンの低い男性は心筋梗塞の発症率が
4倍も高いことを報告しています。

さらにテストステロンの低下により、
うつになり易いことも分かっています。
その結果、テストステロンは寿命にも影響してくるのです。

テストステロンが高いほど長生きというデータが出ています。
そう、テストステロンは、長寿ホルモンだったのです。
男性ホルモン恐るべし、です。

そう聞きと、自分のテストステロンの値を知りたくなります。
実は採血で簡単に知ることができます。
ただし検診であれば、保険診療ではできません。

《PS》
寒くなってきました。
昨日から当院は電子カルテに変わり大混乱。
まさに初体験の連続で、しばらく大変そうです。

昨夜は、日付けが変わるまで来年の
日本ホスピス在宅ケア研究会の実行委員会でした。
さまざまな楽しい企画を考えています。

今日は、朝一番から往診を済ませ、
日本尊厳死協会の役員会はじめ様々な会議が
深夜まで目白押しです。
東京と大阪であるので、日帰りでウロウロしています。

叶うならテストステロンの力を借りたいとことです。