《1353》 「来年こそは頑張らないでおこう」 [未分類]

今年は全国で大小300回くらいの講演をしました。
外来診療と在宅医療と看取りと医療法人の理事長と
クリニックの院長としての業務を嵐のようにやりました。

24時間365日在宅からのSOSに対応しました。
在宅看取りは約90件に。
40人の在宅スタッフ達と走り続けました。

5つの企業の産業医業務、医師会のさまざまな仕事、
介護保険審査委員会の委員長業務、夜間高校での命の授業、
大学教授や非常勤講師としても働きました。

医学の学会での講演や座長も10回以上、やりました。
尊厳死協会、日本慢性期医療協会、日本静脈栄養学会や
多くの研究会の役員として会議や活動に奔走しました。

平穏死や家族や抗がん剤というテーマのにも
書籍とう形で取り組んできました。
新聞3紙と雑誌2誌の連載も続けました。

テレビやラジオや雑誌や週刊誌にも出ました。
たくさんありすぎて思い出せないくらい出た。
あと、市民フォーラムなども数回やりました。

本業だけでも超多忙なのに、学会活動、
産業保健活動、執筆活動、講演活動、
ボランティア活動、医学会活動もやりました。

おまけに、今月からクリニックが電子カルテに移行しました。
毎日がバタバタです。
職員のストレスも最高潮です。

好きなゴルフやカラオケやマッサージは
ほとんどできずに終わりました。
恥ずかしながら365日働き続けました。

こんな異常だった1年の終わりに思うことは、
まず、よく死ななかったなーといこと。
そして来年こそは、頑張らないでおこうということ。

現在、講演依頼の大半は断っています。
もう物理的にできないので潔く断ります。
とはいっても既に1年先まで入っていますが。

小説「抗がん剤10の『やめどき』」で描いたのは
「やめどき」の大切さです。
私の種々の雑用はそろそろ「やめどき」なのです。

「いつやめるの?今でしょう?」と言うとみな笑います。
いつやるの?じゃなく、やめるの?です。
そう、今こそ、「やめどき」の時代なのでしょう。