《1398》 おひとりさまの看取り [未分類]

独居の認知症の方を何人か看取ったことがあります。
トイレの中で亡くなっていたり、布団の中だったり。
幸いなことに、ご近所さんがその日のうちに発見してくれた。

まさにピンピンコロリ。
穏やかでした。
平穏死でした。

しかし、おひとりさまの在宅は無理、
おひとりさまの看取りは無理と思われています。
世間の常識、病院の常識ではそうでしょう。

しかし私たちは、その意味がよくわかりません。
普通に意識せずに看取っています。
家族がいない分穏やかな最期を迎えることができます。

終わってみると、みなさん余計な管など一本もありません。
管だらけになるのはイヤだ、と尊厳死を希望するなら
おひとりさまがピッタリです。

寝たきりになってもヘルパーさんが朝夕2回入ります。
訪問看護師も随時入ります。
訪問入浴でお風呂も入れます。

そいうえば、この正月に昼間独居の方の訪問入浴の
残り湯に入れて頂きましたが、気持ち良かったです=写真
私はなんでも自分で試したいのです。

3月1~2日に日本在宅医学会が浜松で開催されます。

2日目の午前に「独居の看取り」というシンポジウムが
企画されていて私も登壇します。
詳しく知りたい方は遊びに来てください。