《1408》 食べたい時に食べる幸せ [未分類]

ソチ五輪は感動の連続でした。
メダルを取った選手も、届かなかった選手も
沢山の感動と勇気を頂き、御礼を申し上げたい。

さて、その裏でおひとりさまについて書いてきました。
あと1週間ほど、このテーマで続けて書きたいと思います。
興味のある方やおひとりさまに読んで頂ければと思います。

認知症でほぼ寝たきりのおひとりさまがおられます。
ベッドの横のポータブルトイレへの移乗は自分でできます。
遠くの身内は1カ月に1回程度、見守りに来るようです。

私は毎週、決まった時間に見に行きますが、いつ行っても
ヘルパーさんが作った食事をそのまま置いてあります。
昼食を夕方に食べています。

食べる時間がずれています。
しかしちゃんと食べています。
おやつの差し入れも全部、食べています。

その人なりに規則正しく食べてはいるのでしょう。
普通の人の摂食リズムではなくて、その人だけの
摂食リズムという意味で、規則正しい、という意味です。

食べたい時に食べることは自然なことだと思います。
犬や猫も、朝、昼、晩と意識せずに食べているはずです。
要は本能に従って、食べています。

人間は、規則正しい生活を求められます。
学生生活でも社会生活でも家庭生活でも同じです。
しかし、おひとりさまには、規則正しさは求められません。

先日食べられなくなったら胃ろうをするのか?と聞いてみた。
すると、即答で「そんなもん要らん」と断られました。
相当な認知症があっても意思表示はちゃんとできました。

食べたい時に食べているその人が羨ましくなります。
私もいつか認知症になったらその人のようになりたい。
いつ行っても、本当に幸せそうに暮らしておられます。