《1411》 認知症のおひとりさまはどうなる? [未分類]

毎日、何人かの「認知症のおひとりさま」を訪問します。
家族への説明が無いので、ほんとうにのびのびしています。
しかしこの「平和」が脅かされるのではと危惧しています。

というのも、この4月に診療報酬改定があります。
医療の仕組みが4月1日から大きく変わるのです。
ボチボチその詳細が公表されています。

笠間睦先生のアピタル記事を2本読んでください。

認知症の人がなんだか難しい規則の中に縛られそうな予感。
そもそも、認知症はそこまで特別な病気なのでしょうか?
がん対策基本法の失敗を繰り返して欲しくないと希望します。

せっかく放牧されてのびのび暮らしておられる認知症の人が
ある日、どこかに連れていかれないかちょと心配しています。
病院に入ったら、もう二度と家に戻ってこられないような気が。

認知症のおひとりさまは、これから確実に増加します。
放牧していれば問題なくても、監禁すれば問題が起きます。
難しい理屈よりも、楽しく快適な環境が必要です。

放牧という言葉はここで適当ではないことは分かっています。
しかし、これが一番イメージし易いと思うので使わせて下さい。
あるいは、「地鳥」でもいいでしょう。

「ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!」
そんな想いを込めて書きました。表紙は、地鳥です。
発売即、重版され、すでに多くの人に読まれつつあります。

4月以降も、おひとりさまの認知症の人がこれまで通り
地域で平和に暮らし続けることができることを、祈ります。
お役人さんにもこの本を是非、読んで頂ければと願います。