《1422》 何もできないけれど [未分類]

あれから3年。
復興の遅れ、仮設住宅生活のストレスの増大などの
新聞報道やテレビ映像を見るたびに、心が痛みます。

19年前の、阪神大震災と同じことが繰り返されている。
しかし、何もできないもどかしさ。
自分なりにできることをやろうとしてきました。

所詮、離れたことろにいる限り、被災者の本当の
気持ちは分からないだろうな、と思っています。
これを書きながら、被災地の方も読んでいるのかなとも思う。

かといって忘れてはならない。
今、勇敢にも行動を起こされている人を支援することが
自分にできることなのかな、なんて考えています。

2011年、復興支援イベントを尼崎、西宮、神戸で開催。
福島県相馬市長さんには、神戸まで来ていただきました。
海外からも寄付がたくさん集まり、手渡しました。

その時、被災者を励ます歌を歌ってくれた男の子がいます。
上田和寛さんといいます。
先日、テレビを見ていたら彼が出ていて驚きました。

彼と出会ったのは、新宿のストリートライブでした。
被災地の想いを絶叫していたので声をかけました。

彼はいま、被災地の子供たちに語りかけています。
杉山勝彦さんとUSAGIという名前のバンドを組み、
「イマジン」という歌を歌います。

「例えば医者になる それはひとつの手段なんだ」という
歌詞が出て来てドキッとさせられます。
困った人を助けると彼はいうが、難しいことだと感じます。

今月末の被災地行きにドキドキしています。
本当に何を話せばいいのか。
どんな顔をすればいいのか。

何もできないけれど、何かを伝えたいな。
きっと励まされるのは自分なんだろうな。

一昨日、ベルギーで暮らす知人から募金箱が届きました。
ずっしり重くベルギーの人の気持ちが伝わってきました。
地球の裏側からも、メッセージは続いています。