昨日は、癒し犬のことを書いたので、今日はネコの
ことを書いてみたいと思います。
尼崎にもネコを飼っている家はたくさんあります。
一匹、二匹ならまだ可愛いです。
何十匹も飼っている家の在宅医療を依頼されたことがあります。
こうなると飼っているというより、ネコ屋敷の中に人がいるようです。
犬を飼っているのは、まだ元気な人が多いです。
散歩をさせなければならないし、犬は手間がかかります。
その点、ネコの方は散歩も無いし高齢者でも飼えます。
どうやらネコは認知症の人と相性がいいような気がします。
独居の認知症の人の場合、症状の進行を遅らせるのではないか、
とさえ感じることがよくあります。
ネコと遊ぶことも脳の体操になります。
ネコはすばしこいですし、適度な刺激になります。
これも癒し、ないし緩和効果があるように思います。
ネコは自分が神様だと思っているが、
犬は飼い主が神様でいると思っている。
犬は、がんと相性が良く、
ネコは、認知症と相性がいい。
以上の2点は、あくまで私の独断と偏見です。
犬やネコと共生している人たちを見ていると、
動物が人間を癒す力は凄いなあ、と思います。
緩和ケアは薬だけではなく、動物も貢献するのです。