今日は、経済学部と医学部の学生さんたちに
エンドオブライフケアの講義をしていました。
20歳前後の若者に死の教育は、正直、キツイです。
連休にもかかわらず多くの学生さんに話を聴いて頂きました。
ちなみに、会場の関西学院大学は4月29日も5月6日も休みではありません。
キャンパスは学生さんで一杯で、元気をもらってきました。
さて、在宅死率のトップはどこかご存じですか?
毎年、1~2位をあらそうのが神戸市だそうです。
在宅死数には独居の方の検死も含まれるそうです。
県の監察医が調査した独居死数(神戸市に限る)です。
2004年
死亡総数 11658人
在宅死 1682人 (14.4%)
独居死 428人 ( 3.7%、在宅死に占める割合 25%)2012年
死亡総数 14754人
在宅死 2609人 (17.7%)
独居死 770人 ( 5.2%、在宅死に占める割合 30%)兵庫県監察医務死因調査統計年報(2012年版)より
http://web.pref.hyogo.lg.jp/kf15/documents/h24hmeannual.pdf
在宅死は死亡診断書の《死亡したところの種別》の《6 自宅》から
独居死は《独居自宅死亡者の検案件数》からとったものです。
なんと在宅死の3割が看取りではなく、検案のようです。
しかも独居で検案まで時間がかかっているケースで3割ですから、
(独居以外の検案もある)実際の検案は4割ぐらいかもしれません。
都市部では在宅ケアが充実してきて在宅死が増えている……
だけではない、という現実が明らかになっています。
実は阪神間の在宅ホスピス医はショックを受けています。
おそらく、独居死の何割かは、かかりつけ医がいたのに
検案扱いになったのではないかとも推測しています。
つまり、何らかの理由で「待つ」ことができなかった??
看取り搬送や検案の中には、「待つ」ことで状況が変わった
可能性もあるかと思います。
今日の講義では、こんな細かいことはお話ししませんでしたが。