《1480》 初めて台湾の土を踏んだ [未分類]

GW後半を利用して仕事で台湾に行っていました。
私は石垣や西表が大好きで何度も行っていますが、
すぐ隣にある台湾に行くのは生まれて初めてです。

忙しくて何の情報も得ず、ガイドブックさえも
持たずに5月3日、関西国際空港に向かいました。
GW中のため、かなり混雑していました。

やっと中華航空のゲートに着くと出発が2時間近く
遅れるとのアナウンスがあり、時間をつぶしました。
日本人と中国人の比率は、1:9ぐらいでしょうか。

台北に着くと入国審査は、台湾の人と台湾以外の人に
分かれていましたが、台湾人だと思っていた人たちの
多くは、実は中国人だったようで私たちと同じでした。

「台湾は中国なの?」なんて近くの日本人に聞きました。
「台湾は中華民国で、中国は中華人民共和国。
 君はそんなことも知らないの?」と笑われました。

深夜の空港内は少し蒸し暑い感じがしましたが、その後、
今日までずっと寒く、暑いと感じることはありませんでした。
帰国した今でも、大阪のほうが少し温かいように感じます。

特に昨夜の台北は寒くて、セーターやマフラーの人や、
そしてダウンジャケットを着ている人も結構いました。
亜熱帯地方だと思っていたので寒さに驚くばかりでした。

しかしホテルには冷房しか無く、お風呂のお湯で体を
充分に温めてから、それでもまだ震えながら寝ました。
薄いけれど上着を着ていって本当に良かったです。

さて、今回、台湾に行った目的のひとつは、
台南市の成功大学の趙可式教授と昨年に引き続き
終末期の情報交換をするためです。5月4日は
朝から晩まで趙教授や成功大学関係者と情報交換でした。

まずは成功大学病院の緩和ケア病棟を隅々まで見学しました。
そこを訪れた日本人の医師は初めてだと伺いました。
私は日本の終末期医療の現状や平穏死についてお話しました。

そもそも台湾という国について、私が今回得た基礎知識です。
台湾はちょうど九州と同じ位の大きさで人口は2300万人。
島の西側には、ちょうど日本と同じような新幹線が走っています。

台北が博多、台中が熊本、台南が鹿児島、高雄が指宿のような感じ。
そして九州と同じように、島の東側には在来線しか走っていません。
台北駅から台南駅まで、新幹線で1時間40分くらいの距離でした。

私の本が現在2冊台湾で翻訳本として発売されていて、5月5日は
それに関するメデイア取材、ビデオや写真の撮影などがありました。
生まれて初めての台湾で、実にいろんな経験をさせていただきました。

(続く)