《1484》 北海道白老町に「イランカラオプテ」 [未分類]

今日は、北海道の白老町(しらおいちょう)と言うところで
講演をしました。登別市、室蘭市、苫小牧市、
そして白老町の3市1町のケアマネ、介護職、市民が
平穏死の話題でまじくりました。

講演前に、白老町のアイヌ民族博物館に立ち寄りました。
そこでアイヌの歴史、言葉、文化、踊りを教えて頂いた。
アイヌとは北海道やと東北の北部で暮らしてきた人びと。

独自な言語と文化を有しています。
知っているようで知らないアイヌとアイヌ語について、勉強。
「イランカラプテ」というアイヌ語は「こんにちは」のこと。

実はアイヌ語に由来している日本語がとても沢山あります。
地名では、サッポロ、ワッカナイ、ノボリベツもアイヌ語。
シシャモ、トナカイ、ラッコなどもアイヌ語なのです。

女性誌の「ノンノ」もアイヌ語で野に咲く花という意味です。
北海道の先住民は1600年代松前藩から変化がありました。
そして明治政府になりアイヌ語は使用禁止になったそうです。

さて、白老町は人口19000人の小さな町。
朝、苫小牧駅から白老駅に行く電車は7時29分発のあとは
10時台までなく、3時間に1本といった具合で驚きました。

「待つ」という話をしようにも、待てない自分がいたりして。
在宅医療の話をしようにも、白老には2つの小さな病院と
2つの開業医しかないと聞かされて、さらに驚きました。

「どんぐり」というグループホームを見学させて頂きました。
鍵がかかっていないグループホームを、初めて見ました。
ロビーで作業している入所者と会話をしました。

裏には入所者が土をいじる畑がありました。
毎日、散歩や外出をしているそうで羨ましかった。
ちなみに、すべて平屋なのは、さすが北海道です。

さらにポロトコタンという公園にも行きました。
大きな村や湖であるそうですが、美しい公園です。
綺麗な湖と雪を頂く山々と綺麗な桜に見取れていました。

講演終了後、焼き肉屋さんで参加者と「まじくり」ました。
白老牛は、美味しかった!
今は札幌まで移動中で、これから尊厳死協会の講演です。