《1489》 「抗がん剤が効く人、効かない人」という本を出します [未分類]

暑くなったり、涼しくなったり、毎日気温が変わりますね。
こんな季節ですがまだ少しインフルエンザも残っています。
案外体調を崩しやすい季節なので、気をつけてください。

さて、抗がん剤治療をやるべきかどうか、
あるいは、現にやっているがやめたい、
という相談が毎日のように舞い込みます。

がん医療の現場は忙しすぎてゆっくり説明をする時間が無い。
まして「医療否定本」を持って質問する人もおられるので
充分な説明ができていない場合も増えているようです。

町医者は、その間を埋める任務もあるような気がします。
これはセカンドオピニオンではなく、単なる「相談」。
そんな相談ができるのも町医者の存在意義かな、と思います。

本日、「抗がん剤が効く人、効かない人」(PHP新書)という
本が世に出ます。
抗がん剤で悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

抗がん剤の効果予測の精度がどんどん上がってきています。
「効く人に、効く薬で治療する」ことが、原則になります。
抗がん剤治療も日進月歩。

大切なことは、やる、やらない、ではありません。
効く人には、やったほうがいいでしょう。
そして大切なことは、やめどきを見失わないことです。

既刊の「抗がん剤10のやめどき」(ブックマン社)と
併せて読んで頂くと、より一層理解が深まると思います。
あとで悔いが残らない抗がん剤治療、を受けてください。

一昨日は、ある大学病院の抗がん剤の専門医の先生方にも
恐れ多くも、同じような講演をさせて頂きました。