《1492》 予防から人生の最終段階に至るまで [未分類]

長野県須坂市では保健指導員制度により予防医療に
関心を持つ住民が増えて、健康長寿が達成できています。
ボランティアで運営されているのでコストもかかりません。

終末期の在宅看取りについても力を入れていました。
家族用、関係者用の2種類のパンフレットがありました。
両者とも大変分かり易く、上手に作成されていました。

須高地域医療福祉推進協議会が作成した3つの
リーフレットをご御紹介させていただきます。
須高地区というのは、須坂市、小布施町、高山村のこと。

家族用
http://www.drnagao.com/img/media/yasurakanamitorikazoku14.pdf

多職種関係者用
http://www.drnagao.com/img/media/related_article2/sudakatiikikankeisya14.pdf

さらに、元気なうちから本人が書いておく「リビングウイル」
には、ちゃんと家族がサインする場所もありました。
これを「事前指示書」といいます。
http://www.drnagao.com/img/media/happyendkeikaku14.pdf

すなわち、予防医療から人生の最終段階の医療に至るまで
市長さん、医師会長さんが中心になって取り組んでいます。
街ぐるみで「意思決定」の啓発に取り組んでおられました。

先日、広島県でも同様の取り組みを見てきました。
行政と医師会がタッグを組むと、たいへん強力です。
地域包括ケアの最先端のモデルであると思いました。