インドネシアの衝撃的な映像が、テレビで流れました。

何と、１歳８カ月児が実に旨そうにタバコをふかしています。
その堂々とした姿は、まるで「オヤジ」そのもの。

衝撃です。
父親は「タバコをあげないと機嫌が悪いから仕方がない」と言いました。
子供は、簡単にニコチン依存症に陥りやすいのです。

だから子供の禁煙指導は、実に大変です。
第一、 健康保険がききません。
高校生に講義する時に、これからは、この赤ちゃんの話を加えます。

これまでは、タバコをやめられずに死んでしまう、ゲージの中のサルや
ネズミの映像を見せてきました。

「サルやネズミも、一度染み付いたニコチン回路から逃れられない」
「でも、君たち人間は、知恵があるから逃れることができる」
「赤ちゃんは、まだ知恵がないから自分の力で逃れることができない」……。

論より証拠。
子供たちには、映像の方が説得力があります。
「僕はネズミに負けないぞ！」と、素直に言ってくれます。