《1612》 初めてのシカゴ [未分類]

伊丹空港を出て16時間かかって、アメリカのシカゴという
大都市に到着しました。
時差14時間はさすがにきつく、強い睡魔が襲ってきます。

死の権利・世界連合の総会に出席するためここに来ています。
2年前、スイスのチューリッヒでの総会でお会いした人たち
と再会して、懇親させていただきました。

欧米は欧米で、終末期医療の議論で大きく揺れ動いています。
法律ができれば解決ではなく、そこからまた新たな議論になります。
世界中から「死を考える人たち」が集まっているのは、壮観です。

明日から3日間、さまざまな議論がなされるのでしょう。
私も少し講演する予定です。
英語ができないので苦痛ですが。

アメリカ本土は、おそらく20年ぶりです。
アメリカ入国には、ESTAという電子ビザのようなものの認証が
要るそうですが、そんなことも知らずに伊丹空港に行きました。

成田空港を発つまでにそれをしておかないと入国できないとの
ことを聞き、さすがに焦りました。
成田空港でシカゴのガイドブックを買って、読んでビックリ。

西海岸だと思っていたら中北部で、五大湖の南でした。
寒そうだなと思ってクルーに聞くと、昨日は7度だったそうです。
出発5分前まで仕事をしていたので、何も準備をしていません。

シカゴという町はNY、LAに次いで全米第3の街だそうです。
摩天楼と川と湖の町は、ビジネスの街で有名らしいです。
何から何まで初めて見て知ることばかり。

考えてみれば、普段、いかに単調なことの繰り返しかと思います。
たまには、こうして見知らぬ街を探検しないとボケてしまいます。
というわけで、明日から頑張って「徘徊」してみたいと思います。

携帯電話のファーストコールはここでも私ですが、セカンドコールや
緊急訪問は、スタッフたちにお願いしています。
飛行中の十数時間だけは、代理の医師に転送設定をしてきました。

患者さんには迷惑をかけて申し訳ないのですが、2年前から決まって
いたことなので、「学会に行ってくるからね」と説明してきました。
いつかは、本当に心おきなく徘徊できる立場になりたいものです。