《0017》 早食いは糖尿病のもと [未分類]

食べる速度は、とても大切です。
同じ量でも食べる速度によって、食後の血糖曲線は全然違います。
そう、早食いは糖尿病の元なのです。

昨年のアンチエイジング学会の勉強会でのこと。
お腹が空いた夕食前に、受講者全員がコンビニオニギリ1個を食べて、1時間後の血糖を測定しました。

私は180でした。ワースト5は呼び出されて、よりによって賞品が授与されます。
冷や冷やしながら結果を聞いていると上には上がいて、安心(?)しました。

研修医・勤務医時代を通じて、早飯、早○○を信条に励んできましたが、どうやら大きな間違いでした。
早食いの医者こそ、最悪の見本です。

よく噛むことも大切です。
1回の嚥下に要する咀嚼(そしゃく)回数が、激減しているそうです。
江戸時代は、100回以上噛んでいたのに、現代は20回程度しか噛んでいないとか。

子供さんをよく観察していると、10回以下の子もいます。
結局、1回の食事に30分はかけないと、ということになります。
車を運転しながらオニギリを食べる癖は改めなければ……。