実はこの年末に、2冊の本が出ました。
1冊は、お薬の本。
「その症状、もしかして薬のせい?」(セブン&アイ出版)
もう1冊は、認知症の本。
「家族よ、ボケと闘うな!」(ブックマン社)
という本ですが、今日は、こちらを紹介します。
両方ともアピタルに書いたことが原型になっています。
特に「家族よ」には認知症に関してかなりのことを書きました。
近藤誠さんという方との共著です。
慶応大学の近藤誠先生ではなく、愛媛県西条市の役人の
近藤誠さんとの共著で往復書簡という形をとっています。
これぐれも、医療否定本と間違わないでください。
というのも、サブタイトルには過激な文字が並んでいます。
「誤診、誤処方だらけの認知症医療」
専門家に怒られるでしょうが、町医者の本音を書きました。
一方、近藤誠さんは自治体の職員として認知症ケアの
啓発活動に長年従事されてきました。
昨年は尼崎と西宮や愛媛県などで私とダブル講演しました。
行政としての立場だけでなく、家族としての立場としても
私との往復書簡に応じてくれました。
近藤さんは認知症に詳しいので、どちらが医者か分からない内容。(笑)
認知症の本人は、いたって穏やかで平和に暮らしている。
しかし家族が慌てて、確定診断、抗認知症薬、そして向精神病薬。
さらには介護施設、精神病院……となる場合が実に多いのです。
現在の認知症医療、認知症介護への疑問も、正直に書きました。
丸尾多重子さんとの共著「ばあちゃん、介護施設を間違えたら
もっとボケるで!」の第二弾ですので。
認知症の方の家族や、今後認知症になるのではないかと心配な人に
第一弾と併せて読んでいただければ嬉しいです。
そして是非、感想を聞かせてください。