《1721》 日本はなぜ、基地と原発を止められないのか [未分類]

忙しい正月でしたが、2時間だけ読書ができました。
この正月に私が読んだたった1冊の書は『日本はなぜ、
「基地」と「原発」を止められないのか』(矢部宏治著)という本です。

実は、この本の概要は私はほとんど知っていることばかり
でしたが、本書によって裏づけが取れて自信がつきました。
と同時に、これから何をすべきか何となく見えた気がする。

新聞には、基地や原発という文字が並びます。
あるいは、集団的自衛権やTPPという文字も。
難しくて分からない、という方にこそ特にお勧めの本です。

また、中学生や高校生に読んでもらいたい本。
歴史の教科書をこの本に変えてほしいくらい。
今、一番勉強すべきは日本の近代史でしょう。

その近代史を知らずに、医療・介護を語ることはできない。
社会保障制度は、当たり前ですが歴史の上にあるものです。
その歴史を知らずに、いくらボヤいてみせても好転はしません。

朝日新聞社は、こうした歴史本をどう評価するのでしょうか?
今後の、本書の書評を楽しみに待っています。
こうした大切な情報をきちんと伝えるのがメディアの役割だと思う。

3日に旅立たれたばあちゃんのお顔を、昨夜も見に行きました。
寂しくないように、みんなが入れ代わり立ち代わり見ていました。
よく見ると時々、小刻みに動き、まるで生きているようでした。

6日が友引きなので、葬儀と出棺は7日の水曜日になります。
ばあちゃんはまる3日間、つどい場でみんなと暮らせます。
死んでからもみんなと長くいられるなんて、幸せなばあちゃん。

祭壇も、お通夜も、お坊さんも、香典も、なにもありません。
そこにあるのは、仲間から贈られたお花と笑い声だけでした。
この世にたしかに愛はある、そう教えられた正月が終わります。