患者さんに時々、真顔で聞かれます。
「先生は、なぜインフルにかからないのですか?」
「インフルにかからないコツは何ですか?」
たしかに毎日、インフルの方の咳や痰のシブキを浴びています。
多分、少しは体内に入ってきているのでしょうが、
免疫担当細胞が相当に頑張ってくれて、大事に至る前に一件落着する!?
正直、自分でもよく分りません。
特殊な注射をしているわけでもありません。
なにせ、毎年病院内でただ一人ワクチンすら打っていないのですから。
町医者は肉体労働です。
頭より丈夫な体のほうが、町医者人生には有利です。
ただ、知らず知らずに心がけていることを考えてみました。
- インフルの人の咳のシブキは少しでもよける
- 怪しいな!? と思った時は、手を洗う
- ウイルスが体に入ったかな? と思った時は、手持ちの葛根湯を続けて飲む
- それでも怪しい時はよく歩いて少し汗をかいて風呂に入る
人に言うようなことではありませんが、もう少し続けます。
- インフル流行期には酒を飲まない
- 可能であれば1時間でも多く寝る
- 「絶対にかからないぞ!」と自分に気合を入れる
なんだ最後は気合いかいな、とバカにする人がいるかも。
しかし、私は気合いも大切な一因だと思っています。
呆れるくらい非科学的な内容で本当に申し訳ありません。
ついでに言うなら、インフルに罹らないコツは、
何度もインフルに罹ること、です。
つまり、自然免疫です。
新人さんがベテランになるにつれて罹らなくなります。
単刀直入に言うと罹る人は罹るし、罹らない人は毎年罹らない。
この差にはやはり何かヒントが隠されているに違いありません。