《0173》 看護師さんも大変ですね [未分類]

最近、医療訴訟に備えて保険に加入する看護師さんが増えています。
昔は責任は医師がすべて負っていましたが、最近は事情が変化。
医療の高度化に伴い、看護業務も専門化、複雑化しています。

医師不足に対応すべきNP(ナースプラクテイショナ―)や、
PA(フィジシャンアシスタント)に関する議論がなされています。
ちなみにNPは、開業ができ、風邪などはそこで診れるそうです。

一方、○○専門の資格を持つ看護師さんが徐々に増えています。
化学療法であったり、緩和医療であったり。
先日、専門の訪問看護師さん研修の講師もしました。

しかし 、わが職場でほしいのは、名もない優しい看護師さん。
なにも看護大学出の看護師さんでなくて構いません。
当院では、准看護師さんも働いています。

事業所が託児所も用意すべきだという意見をいただきました。
正直、まさか自分が託児所のことで悩むとは思いませんでした。
最近、近所の保育園と話がついたところです。

在宅現場では、看護師にある程度の裁量を持たせています。
事前指示と言います。

万一、何かトラブルが起これば、医師が責任を負います。
外来は外来、在宅は在宅の、看護のヒヤリハットがあります。
日進月歩の医学の研鑽ももちろん必要です。

開業医の運とは、いかによい看護師さんに恵まれるかです。
病院勤務の看護師さんは、不規則なライフスタイルになります。
他の職種でも深夜業はありますが、人命に関わる看護業務は
特にストレスが大きいでしょう。

当院では、何かと注文の多い院長(私)に、ストレスを感じている
看護師さんもいるのでは?と想像します。
時々、夜、思い出しては、穴に入りたくなります。
開業医にとって、看護師さんは、まさに生命線です。