《1755》 陰の極だが、この先は明るい!? [未分類]

毎年、2月はあっと言う間に終わるような気がする。
私は寒がりなので、冬が大の苦手で、この季節は
活動性がうんと落ちます。

しかし診療は忙しいので、体調維持にはそれなりに気を使っています。
当たり前かもしれませんが、あまり無理はしないようにしています。
無理とは、たとえば朝までカラオケで歌い続けること、などです。(笑)

今は、陰の極、であると勝手に思っています。
寒さもいちばん厳しく、朝起きるのが小学生のように辛い……
しかし、日差しが少しづつ長く、明るくなっているのがわかります。

春はもうすぐ。

私は56歳なので、確実に人生の後半戦です。
この先、下り坂しかありません。
「老化」という自然現象から逃れることは100%不可能です。

しかし小さな単位でみると、「ゆらぎ」があります。
「1日だけ少し若返る」ということが、たまにあります。
1日だけかもしれないが、この先は明るい、と感じることがあります。

この季節の日差しに、春のような希望を胸に、在宅を回ります。
陰の極の中にある“微かな光明”を感じながら。
きっと末期がんで療養している患者さんも、同じような気持ちはず。

当院では、インフルエンザの峠は越えました。
現在は、平静に回復しつつあります。
すると、難しいがんの相談が増えるので、ホント不思議です。

今日は、陰の極にある私の心象風景について書かせていただきました。
この拙文は、北国の雪深い町や沖縄の最南端の方も読んでくれている。
あるいは地球の裏側で真夏の街の方も読まれているかもしれません。

世界は広いので、場所によっては陳腐な文章かもしれません。
しかし季節は巡るので、なんとなく伝われば幸いです。
この、なんとなくワクワクした感覚を共有したいもの。