《1767》 「僕はこうして死にたい」 [未分類]

「僕はこうして死にたい」

これは、明日の夜に放映される某テレビ番組のタイトルです。
日本で初めて放送される「死」を正面から扱った番組です。
私は解説を務めています。

「死」を真正面から取り上げることは、テレビではタブーでした。
しかし、米国の29歳女性の安楽死報道をきっかけに、若者も
死に関心を持つようになり、このような特集が組まれました。

本番組では若い芸能人たちも登場して、一人称で死を語ります。
この画期的な番組制作に関わることができて、とても光栄です。
是非、多くの方に観ていただきたい。

一方、「長尾和宏の死の授業」という最新刊も、
今日か明日には、全国の本屋さんの店頭に並ぶようです。
その内容は、死についての若者との議論です。

今週末は、テレビと書籍がシンクロします。
まったくの偶然ですが、不思議なご縁です。

尊厳死、平穏死、自然死、安楽死……
死に形容詞をつけることは好きではありませんが、それでも
原点から死を考えてみたいという人には、お勧めの本です。

医学生、看護学生など、医学や看護を
学んでいる学生さんにも読んでほしい。
もちろん多くの市民の方にも読んでほしい。