《1908》 スピリチュアルペインに対応できる人材育成 [未分類]

麻薬は痛みの中でも、身体的痛みを軽減するひとつの手段にすぎません。
痛みとは社会的、精神的、スピリチュアルな痛みも含むトータルペイン。

身体の痛みが軽減しても心の痛みが残れば穏やかな最期になりません。
「もう死んでしまいたい」という言葉は、スピリチュアルペインです。

麻薬の誤解を解き、適切な使用ができる医師を養成することも大切ですが、
スピリチュアルペインに向かい合える医療職、介護職の養成も大切な仕事。

そこで横浜のめぐみ在宅クリニックの小澤竹俊先生、北里大学の小野沢滋先生
田口空一郎さん、そして私の4人が理事となり、ある協会を設立しました。

一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会。
https://endoflifecare.or.jp/
現場にいる有志4人で運営しています。

当協会は、スピリチュアルペインに本当に対応できる現場のプロを養成
するための2日間の講座を全国で開催することが主な活動です。

現場経験が1年以上ある医療職、介護職だけが受講対象者なのでこの記事を読まれて
いる方の大半には関係無いでしょうが、こんなこともしていることだけ知って下さい。

緩和医療の普及には、麻薬の啓発とともに、スピリチュアルペインに対応ができる
医療・介護のプロの人材育成が不可欠でしょう。

団塊の世代が全員後期高齢者になる2025年問題、そして多死社会に対応するため
には、私たちのような現場の人間も何かお役に立てるのではないか、と考えています。

私の中では、穏やかな最期を望む市民団体である日本尊厳死協会での活動とその望みを
叶える技術を持ったプロを育成するエンドオブライフ・ケア協会での活動は車の両輪。

以下、エンドオブライフ・ケア協会の今後の活動予定を示します。
このアピタルは医療・介護職の人も沢山読まれていると思うので紹介させて頂きます。

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「エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座」の開催予定。
https://endoflifecare.or.jp/program_overview/

2016年3月までの開催スケジュールは以下のとおりです。
受付開始タイミングについては、随時ご案内いたします。

  • 第1回:7月25-26日、東京(受付中)
  • 第2回:9月12-13日、東京
  • 第3回:10月17-18日、大阪
  • 第4回:11月14-15日、東京
  • 第5回:11月28-29日、福岡
  • 第6回:12月5-6日、名古屋
  • 第7回:1月30-31日、仙台
  • 第8回:2月20-21日、東京
  • 第9回:2月27-28日、大阪

お申込み受付中の開催日程は、こちらからご確認をお願いいたします。
https://endoflifecare.or.jp/program/

「エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座」を受講後、学んだことを
実践に活かしていくために、継続的な学習や仲間との交流を推奨しています。

講座終了日から1年以内に課題レポートをご提出いただき、協会から
認定「エンドオブライフ・ケア援助士」の資格を発行いたします。

資格については、こちらをご参照ください。
https://endoflifecare.or.jp/about_certificate/